世田谷区経堂にある『あらいクリニック』は、消化器疾患や内視鏡検査を中心に、確かで信頼される医療を目指します。
ピロリ菌は胃の粘膜に見られる菌で、正式には“ヘリコバクター ピロリ”という名称を持っています。50歳以上の方では50~60%程度に感染が見られます。ピロリ菌に感染しているとピロリ菌のさまざまな影響で胃の粘膜がただれたり、胃炎を引き起こすといわれています。また胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの原因にも関係しており、特に難治性の潰瘍病変には深くかかわっています。
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● ピロリ菌とがんとの関係
WHOは1995年にピロリ菌による発がんのリスクについて報告しています。最近の国内外の学会でもピロリ菌により引き起こされる慢性胃炎や萎縮性胃炎、それについで萎縮した粘膜が腸の上皮のように変化(腸上皮化生)していくことが報告されています。
この腸上皮化生によりある種の胃がんが
誘発されるとされ、ピロリ菌との関係が取り沙汰されております。
● ピロリ菌感染の検査
検査は大きく分けて4種類あります。
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